本研究会は、「半導体量産向け巨大工場『ギガFab』のポテンシャルを解き放ち、究極のラボ・オートメーションを実現することで、探索的研究に活用する」というモチーフを掲げ、様々な視点から、科学的に裏付けられたプロトコルを見出していくことを目指して設立されました。
そのために、応用物理学全般、周辺の研究分野、産学官様々な方々にお集まりいただける場をご提供していきます。設立時に想定している具体的な研究開発テーマは、以下の通りですが、これに限るものではありません。
シンポジウムや見学会の企画だけではなく、応用物理学会学術講演会で、研究会としてのセッションも設ける予定です。「グリーンファブ」を要として、関係する研究・産業分野の振興、技術普及と人的交流の活性化、そして、新しい研究が芽吹くことを願っています。
☆ ロボティクス、インフォマティクス、AI技術等の活用による研究開発の加速とグリーン化
☆ 革新的コンピューティング技術を活用した半導体製造プロセスの高度化・最適化
☆ CPS関連技術、例えばデジタルツインを用いた製造プロセスの試行・設計
☆ サイバーフィジカルループ、サイバネティック・アバターによるモノづくりの変革
☆ 電力、CO2、水、部材消費等の指標を得て、社会活動へのインパクトを抑えつつ、製造現場のNetzeroやグリーン化を、段階を追って推進する技術の開発(センサー、エネルギーハーベスター、通信技術、MES等システム開発他)
☆ その他、グリーントランスフォーメーション(Green Transformation, GX)やグリーン移行(Green Transition)など、様々な社会的課題の解決に向けた取り組み
※応用物理学会外の方々だけでなく、応用物理学会内、例えば、産学連携委員会、研究会、新領域グループの皆様との共催イベントなども積極的に進めていこうと考えています。ご遠慮なくお声がけください!
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2024//9/18
第85回応用物理学会秋季学術講演会 一般公開シンポジウム
生産技術の醍醐味 ~ モノづくりシステムの現場で応用物理は何ができるか? ~
2024年9月18日(水) 13:30~18:50
朱鷺メッセメインホールA
生産技術は、応用物理学会で議論される広範な理学・物理学と工学・産業を橋渡しするものです。生産技術の革新こそが、デジタル/グリーン/コーポレート・トランスフォーメーション(DX/GX/CX)を先導します。本シンポでは、生産技術の醍醐味と情報構造化、グリーン移行、そして、最先端AIチップが生まれ、様々な場で活用されていく過程をご講演いただき、その橋渡しを俯瞰します。
★基調講演
「コーポレート・トランスフォーメーションを支える生産技術」
倉田 英之(AGC 株式会社)
★招待講演
「生産現場の知識体系を技術者が構築するための IT 活用法」
藤岡 聡太 (シングス合同会社)
「半導体工場における水利用のグリーン移行技術」
飯野 秀章 (栗田工業株式会社)
「 機械学習アルゴリズム・AI チップ統合開発システム」
竹内 健 (東京大学)
「AI チップ設計拠点と設計プラットフォーム」
内山 邦男 (産業技術総合研究所)
「半導体モノづくりを加速する NVIDIA Computing Platform」
丹 愛彦 (エヌビディア合同会社)
★一般講演
「 物理リザバー一体化 MEMS 加速度センサを用いた振動判別」
土屋智由 (京都大学)
「反応性プラズマを用いた金属表面改質プロセスのその場インピーダンス分光計測」
両角潤樹 , 江利口浩二 , 占部継一郎(京都大学)
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